最初に、植毛手術には結構な額のお金がかかります。
植毛手術を受けたい!と思ってもお金が無くて諦めてしまう..という方も多いようです。小さな出費ではないので、自分の人生設計や自分の薄毛の状態だといくらくらいかかるのか、などを予めしっかり考えておきましょう。
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植毛手術は何故高い?
植毛手術には保険が適用されない
植毛手術が高い理由を一言で言ってしまうと「保険が適用されないから」です。保険が適用されれば費用も大幅に抑える事ができるのですが、植毛手術は美容整形などと同じ分類になっています。そのため全額自己負担となる自由診療になってしまい、手術費用も高額になってしまうというわけです。
価格設定が自由
自由診療ということは国で定められた保険点数が存在しないということ。そのため金額の基準もありません。これによりクリニックごとに料金設定が自由に決められるようになり、同じ施術でも料金が大きく異なるという事も。
色々なクリニックの料金設定を比較してみることも重要ですね。
移植する範囲と量によって金額は異なる
植毛手術の価格を左右するのは植毛する範囲と量です。もちろんクリニックによって価格は異なるのですが、薄毛のタイプ別に価格の目安をご紹介します。
生え際が薄い
いわゆるM字ハゲと呼ばれるタイプ。移植が必要となるグラフト数は200~600が目安。価格は20万円~80万円程度。薄毛の進行が進んでいて植毛する範囲が広い場合はそれ以上の金額になることも多いです。
頭頂部が薄い
M字ハゲと呼ばれるタイプ。移植が必要となるグラフト数は500~1500程度とM字ハゲの場合よりも必要本数が多くなる傾向があります。価格は60万円~200万円程。こちらも範囲が広ければ価格が上がります。
生え際から頭頂部まで薄い
生え際から進行してきた薄毛が頭頂部まで達してしまっている場合。結構な範囲の移植が必要になります。グラフト数は2000~3000程度。価格も200万円~400万円と跳ね上がります。
密度を減らして移植する量を減らせばその分価格も抑えることは出来ますが、仕上がりがスカスカで納得いかないなんてことも。どんな仕上がりにしたいのか、価格はどこまで許容できるのかを相談しながら慎重に決める必要がありますね。
将来的には割高?人工毛植毛とは
植毛手術には自毛植毛と人工植毛があるということはご存知かと思います。人工植毛は毛根を採取する工程を省略することができるので、自毛植毛よりも費用は安くなります。本数の制限もなく植毛することが出来るので、手っ取り早く自分の理想とする髪型にすることが出来ますが、自分の髪の毛では無いので新しく生え変わることはありません。1度抜けてしまったら再度植毛手術が必要になるので、将来的には自毛植毛手術よりも割高になってしまう可能性が高いことを覚えておきましょう。
自毛植毛と人工毛植毛の違い